頭痛②「偏頭痛」

2022年12月14日

頭痛②「偏頭痛」

施術について頭痛

こんにちは。

次に偏頭痛について説明します。
偏頭痛は拍動性の頭痛のことをいいます。
ズキンズキン、ガンガンと痛みます。
痛みは目の奥から頭の中を中心に頭頂部や片側の側頭部が痛いことが特徴で中には後頭部や頭部全体に及ぶこともあります。
当院では問診の時にどこが痛いのかを確認します。
筋緊張性頭痛は表面なのに対して、偏頭痛は中という印象です。

偏頭痛も筋緊張性頭痛と同様、頭にはほぼ鍼をしません。
偏頭痛は血流が良すぎての痛みですので、頭に鍼をすると余計に悪くなります。
大雨の後の川の状態ですので、せき止めるのではなく、緩やかにするようなイメージで施術をしていきます。

偏頭痛はホルモン周期と低気圧(天気)に関係しています。
ホルモン周期は、生理痛、子宮筋腫、内膜症、おりもの、PMSなどの婦人科系がそうです。
当院では三陰交(さんいんこう)というツボにお灸をします。
三陰交は婦人科系の症状によく使うツボで女性の方には特にお勧めのツボです。
自宅で千年灸やドライヤーで温めると効果的です。
ドライヤーは気持ち良いなというぐらいで大丈夫です。

三陰交:足の内くるぶしから指4本分のところ(左右の2ケ所)

あと、低気圧による痛みは五苓散という漢方薬を飲んでもらう場合もあります。
五苓散は身体の水を整える漢方薬の代表で、むくみや二日酔いに使われ、水毒を取る漢方と言われています。
もし天気によって痛くなっていると感じる方は飲まれることをお勧めします。
それと、低気圧による場合は当院では大椎(だいつい)というツボにお灸をします。
こちらは一人で千年灸をするのは難しい場所ですので、当院ではお風呂上りに髪を乾かす際に、ドライヤーで温めてみてください。と言っています。

大椎:首を下に向けた時に一番最初に触れる骨の下のくぼみ

偏頭痛は体質改善をして痛みの出にくい身体にしていきますので、2~3ヶ月程かかる印象です。
ずっと痛み止めを飲み続けるのではなく、しっかり原因から改善する方が長い目で見た時に、そして他の症状に対しても良いと思われます。

以上、上記の症状で悩まれている方、当てはまる方は一度、東洋医学専門でやっているところの施術を受けられることをお勧めします。

もし、何か気になること、分からないことがありましたら、何でもお気軽にご相談ください。

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