後鼻漏(こうびろう)

2025年6月25日

後鼻漏(こうびろう)

タンポポ東洋はり灸院について丹波篠山市東洋医学鼻の症状

こんにちは、タンポポ東洋はり灸院の池田です。

鼻うがいの次は、後鼻漏について書きたいと思います。

後鼻漏とは、聞きなれないと思うのですが、鼻から鼻水が出ることを前鼻漏(ぜんびろう)、後ろから出ることを後鼻漏(こうびろう)と言います。
鼻から出ると、かめるのですが、後ろから出ると、喉に垂れますので、口から出すか、飲み込むことしかできせん。
ずっと、口から出すのも難しいですし、人によっては食事や睡眠が困難になり、生活に支障が出ると言われています。

実は、私もつい最近この症状になりました。
きっかけは、4月からの副鼻腔炎だったんですが、ゴールデンウイーク明けまで抗生物質を飲み、飲み終わってから、今まで経験したことのない、喉に垂れる感覚になりまして、その度に口から出すか、飲み込むかをしていました。

私の場合は、副鼻腔炎の予防で、鼻うがいを始めてから、後鼻漏の症状は治まりました。
ただ、今度は鼻うがいが原因なのか、また膿が溜まる感覚になりまして、漢方薬局で尋ねたところ、あまり毎日するのはお勧めではないと言われました。

ですので、今回は鍼灸での後鼻漏のアプローチを書きます。

後鼻漏や鼻炎を持っている方は、五臓でいうところの肺(呼吸器)タイプに該当します。
肺タイプの方は、色白、便秘、下痢、喘息(小児も含む)、肩こり、乾燥肌、肌荒れ、朝が弱い、末端冷え症、気を遣う、ストレスに弱い、風邪をよく引く、季節の変わり目に体調を崩すなどの特徴を持たれています。
肺は、東洋医学では鼻と関係がありまして、私も完全な肺タイプです。
後鼻漏の方の中には、脾(消化器)タイプや腎タイプの場合もおられます。

後鼻漏や鼻の症状で、必ずするツボは、眉の間にある上印堂(かみいんどう)に水平刺と、前髪からすぐ上の上星(じょうせい)にお灸です。

それプラス、肺の機能を上げる施術をしていき、根本を整えていきます。

鼻炎よりは改善率が悪く、4人中3人が良くなるといったイメージです。

ただ、根本からの鍼灸の施術は有効だと思われますので、後鼻漏でお困りの方は一度、東洋医学専門の鍼灸を受けられてみてはいかがでしょうか?

以上、タンポポ東洋はり灸院でした。

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