顔汗でお困りの方へ
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こんにちは、タンポポ東洋はり灸院の池田です。
6/27(金)に西日本が梅雨を明けたと言われ、異例の早さに、びっくりしています。
先日、ある患者さんの家族の方が、顔からの汗が大変だということを聞き、今回は顔汗について書きたいと思います。
顔汗と聞くと、女性に多いと思います。
特に更年期を迎えた方で、ホットフラッシュです。

東洋医学では、更年期は腎(生命力の源)の弱りから来ると考えています。
五臓でいうところの、肝(木)・心(火)・脾(土)・肺(金)・腎(水)の腎が弱ると、腎は水と関係がありますので、心の火を抑えれなくなります。
そして、ちょうど今の季節は夏で、心(火)が強くなる時期です。
ですので、余計に顔から汗が出て辛いのだと思います。
年々、夏がしんどくなるというのも、この腎(生命力の源)の弱りからきていると考えます。
腎が弱ると、冷えのぼせになります。
冬に、腰から足先まで凍ったように冷たい方も、まさに腎の症状です。
※五臓は、相生関係(生かす)と相克関係(抑える)のバランスで成り立っています。
鍼灸では、その弱った腎(水)のパワーを上げて、心(火)を抑えるという施術をします。
ですので、今回は腎のパワーを上げる方法をあげます。
これは、アンチエイジングにもなりますので、もしよろしければやってみてください。
①よく噛む(唾液を出す)
腎と唾液は、密接に関係しています。
赤ちゃんはよだれがすごいです。
②自然のお塩を摂る
③ワカメや海藻類
④豆類
もやしも良いです。
➄軽いスクワット
重力に逆らう動きが大事です。
年を取ると背中や腰が曲がるのは、重力に逆らえないからです。

あと、腎を上げるお勧めのツボです。
〇三陰交(さんいんこう)
〇湧泉(ゆうせん)
プラス、腎を上げる漢方薬です。
六味地黄丸(ろくみじおうがん)→夏のほてりや寝汗に
八味地黄丸(はちみじおうがん)→六味丸+2つの生薬、冬の冷えに
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)→八味丸+2つの生薬、足腰の悩みや頻尿で悩んでいる方に
更年期障害の漢方薬は、加味逍遥散(かみしょうようさん)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)とネットであがっていますので、もし気になる方はお調べください。
最後に、腎を上げるのは毎日の積み重ねが大事になります。
腎を上げる漢方薬は、半年ぐらい飲んでようやく、効果はどうですか?という程です。
ですので、アンチエイジングだと思って、興味ある方は地道にやっていきましょう。
以上、タンポポ東洋はり灸院でした。