梅雨
こんにちは、タンポポ東洋はり灸院の池田です。
今日から6月に入りました。
少し前に急激な気温の変化で、体調に影響を受けた方が多かったです。
ここ数日はまた気温が戻りつつありますが、なかなか付いていけてないように見えます。
そういう方には、簡単にできる乾布摩擦をお勧めしています。
季節の変わり目や寒暖差、気圧の影響を受ける方は、五臓でいうところの呼吸器(肺)タイプです。
色白や乾燥肌、鼻炎、朝が弱い方が特徴で、そういう方にはお風呂上りに背中をいつもより長めにごしごし拭いてくださいと伝えています。
肺の後ろに背中がありますので、背中がポイントになります。
肺を強化して、皮膚を強くして、外からの影響をできるだけ受けないようにしたいものです。
あと、もうすぐ梅雨の季節がやってきます。
梅雨の季節はシンプルに、足三里(あしさんり)と梅をお勧めしています。
梅雨の季節は、五臓でいうところの脾(消化器)になります。
脾(消化器)は、湿気に弱く、甘いものの取り過ぎで弱ります。
日本人は湿気に弱い特徴がありますので、自覚のある方は参考にしてください。
あと、胃もたれ、痰がよく出る、舌に歯形が残る、胃下垂、食べても食べても太らない方にもお勧めです。
私も湿気に弱く、消化器の特徴があります。
その方には、足三里が有効です。
足三里は、松尾芭蕉が毎晩お灸をしたという有名なツボで、膝下にある胃のツボです。
毎日すごい距離を歩いたと聞いていますので、足の疲れや、胃腸を整え免疫力を高めていたのだと思います。
ちなみに私は、ありえないぐらいの距離を歩いたということから松尾芭蕉=忍者説が好きです。

足三里は、せんねん灸またはドライヤー(全体的に10~20秒ほど)がお勧めです。
その他、指押しでもかまいません。
その際は、できるだけ、ごいごい揉むのではなく、柔らかく真下に押さえましょう。
押さえ過ぎは要注意です。
ちなみに、私は副鼻腔炎をぶり返してから、寝る前にほぼ毎日足三里にお灸をしています。
余裕がある方には、プラス中脘(ちゅうかん)もお勧めです◎
あとは、甘いものをできるだけ控えて、梅を食べて疲労回復をはかりましょう。
梅はクエン酸が含まれていて、疲れた体にもってこいです。
梅雨の語源は、梅が熟す季節だからということですが、私は昔の人が、湿気で疲れやすいので、梅を食べて乗り切っていたことから梅雨と名付けたのでは?と考えています。
以上、梅雨の時期は、胃腸がポイントになります。
①できるだけ甘いものや暴飲暴食は控える
②足三里や中脘にせんねん灸やドライヤー
③梅を食べて疲労回復
以上、これから来る梅雨に負けないようにみんなで乗り切りましょう!
タンポポ東洋はり灸院でした。