補中益気湯

2025年7月31日

補中益気湯

健康対策東洋医学漢方薬

こんにちは、タンポポ東洋はり灸院の池田です。

毎日、暑い日が続きますが、皆様どうお過ごしでしょうか?

今回は、夏バテ気味や、気力が弱っている方に向けて、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)という漢方薬をご紹介したいと思います。

こちらの漢方薬は、新型コロナの時に免疫力を上げる漢方薬として、取り上げられたものになります。

補中の中は、お腹のことを指します。
お腹を温めてくれます。

益気の気は、元気や生命力のエネルギーのことを指し、そのエネルギーをお腹から温めて、補ってくれます(バッテリーの充電のイメージ)

ちなみにエネルギー切れしやすい方を東洋医学では、気が虚しい(むなしい)と書いて、気虚(ききょ)と表現します。

気虚体質の方は、疲れやすく、気を遣う方が多いです。
月曜から金曜まで仕事しているとして、月曜から段々充電がなくって、金曜日にピークを迎える方が多いです。
土日も1日は寝るのに使う方もいると思います。
週末だけでなく、仕事から帰って、バタンの方も多いと思います。
基本、そういう方は朝がしんどい傾向にあります。
なかなか電池をフルにできないのが特徴です。

鍼灸の施術でも、まずエネルギーを補う方法でアプローチして、どうしもしんどい方は、お腹にお灸をします。

ですので、アプローチの仕方としては、まさに補中益気湯です。

用途は様々で、ガン患者さんにも使えますし、風邪でダウンしている場合でも大丈夫です。

最近、来られた患者さんは、胃カメラで全く問題がないけど、食事もなかなかできず、好きだったアルコールも飲めない状態でした。
気力がなかなか上がらずにいたので、補中益気湯を勧めたところ、飲んでくださり、食事も進むようになり、アルコールも飲めるようになったと喜ばれていました。

ですので、この夏の暑さでやられて、気力がない、食事がなかなか喉を通らない方は、補中益気湯がお勧めですので、もし良ければネットやドラッグストアでお探しください。

師匠の石丸先生も、よくお勧めしている漢方薬です。

以上、タンポポ東洋はり灸院でした。

まだまだ暑い日が続きますので、皆様水分はしっかり摂って、睡眠も長めにして、この暑い夏を乗り切りましょう。

できるだけ無理のないようにしてください。

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