鶴は千年、亀は万年

2023年7月12日

鶴は千年、亀は万年

健康対策東洋医学

こんにちは、タンポポ東洋はり灸院の池田です。
7月も早、12日です。
ここ最近、九州の大雨が大変なことになっているのが、気になります。
いち早く、平穏な日々が来ることをお祈りします。

今日のタイトルは「鶴は千年、亀は万年」です。
この内容は、私の好きな話ですので、いつかは書こうと思っていました。
ここ最近、立て続けに逆流性食道炎の患者さんが来られ、みなさん口を揃えて、
「早食いなんです。よく噛めていないんです。」
と、言われましたので、今回はこのタイトルにしようと思います。
これから、暑くなり冷たい物が欲しくなってきますので、より意識してもらえたら良いのではないかと思います。
逆流性食道炎に関しましては、またブログに書きたいと思います。

鶴は千年、亀は万年と聞いて、みなさんは何を思いますか?
小さい時は、えっ?本当に鶴も、亀もそんなに生きるの?と疑問でした。
それと、ずっと、鶴は千年も、亀は万年も生きるのか、鶴も亀も長生きの象徴なんだなとも思っていました。
ただ、今させてもっている治療のベースとなる勉強会の本を読み、それが間違っていることに気付きました。

これは昔の人が、しっかり噛んで食べるんだよと、噛んで食べることによって、長生きするんだよ、ということを言いたかったんです。
ですので、実際の解釈はこうです。
鶴はツルツル噛まずに、丸飲みするから長生きできず、亀はしっかり噛むから長生きできるということです。
これが長い年月をかけて、両方が長生きの象徴になったと言われています。

では、なぜ、昔の方がよく噛むと長生きできると言うようになったのかを説明していきます。
ここからは、東洋医学の考えも入ってきます。

〇よく噛むことで、消化を助ける
胃にそのまま入れるより、口でしっかり噛むことにより唾液も出て、胃の負担を減らしてくれます。
多くの方は消化器官と聞くと、胃腸と思いますが、消化器官は口から肛門までです。
これは、私がクローン病になってから知りましたし、食べ過ぎると口内炎が出たり、痔の方が繊維物の取り過ぎでお尻が痛くなると、よく聞くことからも分かります。
ですので、口も消化器官という認識で、食べられると少し今までとは考え方も変わるのかなと思います。
私のイメージは、トップバッターの口がすごく大事で、始めの方が仕事をかなり減らして、なおかつ次の人が仕事をしやすいように見て分かるようにしてくれていたら、後の胃や腸はすごく楽です。
毎日、毎回、適当に仕事をされて、後は任せたじゃ、きっと次の人は、辛いですし、怒ると思いますし、私なら仕事を変えてくれ、となります。
そんな感覚です。

〇よく噛むことで、唾液が多く出て、腎を強くする
東洋医学の五臓の中で、腎は生命力の源になります。
一番、生命力があるのは赤ちゃんです。
その反対で、唾液が出にくいのは、ご年配の方になります。
ですので、ご年配の方は、施設で「あいうべ体操」などをして、唾液の出をよくしてから、食事をすると言われています。
この唾液を出して、腎を高めることは、アンチエイジングにもなりますので、とてもお勧めです。

〇噛むことで、陰性(冷やす食べ物)を陽性(温め、冷やさないよう)にできる。
東洋には、こんな言葉があります。
「水は噛んで飲め、飯はよく飲み込め」
これは文章が間違っているのではないか?と思われるかもしれませんが、間違いではないです。
米はドロドロの液状になるまでよく噛んで、水を飲むように、飲み込めるようになるまで噛めということです。
水は、断食の時に「噛むようにして飲め」と言われるそうですが、これは水はいきなり飲むと冷えるので、一気に飲まずに口に含んで噛むようにして飲みなさいということです。
このことは、健康には最も大事なことで、あの孔子が言っていた言葉だそうです。
私は、これを読んでから、ごくごく飲むことをほとんどしなくなりました。
特に冷やした物は、口の中で少し置いて、常温にしてから飲み込むようにしています。
あまり、美味しくはないのですが(苦笑)

あと、陰性の体質の方(冷えやすい方、体が白い方、虚弱体質の方、背が高く細い方など)は、特に噛むことが大事です。
噛むことで陽性化されますので、冷えにくくなります。

〇認知予防になる
認知症の方の多くが、よく噛まない方が多いと聞きます。
あまり物事を考えないことを「鵜吞みにする」と言います。
このことからも、噛むことで頭を刺激するということが分かります。

以上、長くなってしまったのですが、まとめます。
よく噛むことで、
①消化を助ける
②唾液で腎を高める(アンチエイジング)
③認知予防になる

それと、肝腎のどうやったら、噛めるかですが、
これはあくまでも、私の方法です。

〇頭の中で回数を数える
〇味わって食べる

回数を数えるのは、一度、肺炎で入院したことがあり、その時にたくさん時間があったので、最近よく噛めていなかったと思い、一回どれだけ噛めるかを一人で遊びながらやったことがあります。
正直、数えなかったら、口の中の大きさの感覚でしか分からないと思うのですが、数えることによって、目安にもなりますし、少ない回数で飲み込むと、噛んでないことが分かるので、私自身にはとても効果的でした。
これを最初にして、この回数で飲み込むという感覚が分かれば、数は数えなくても大丈夫だと思います。

あと、味わうことは大事だなと、改めて感じます。
これから、作ってくれた方に感謝しながら、しっかり食べようと思います。


ここ最近、逆流性食道炎の方の、噛めてないという話を聞いたのと、私自身が噛めていなかったので、せっかくの良い機会だと思い、7月に入るぐらいから、私もしっかり噛むようになりました。
ですので、正直、食べる時間がかなり長くなりました。
仕事や、家事に追われている方は、なかなか難しいと思いますが、こんな考え方もあるんだ、ぐらいで思ってもらえたらと、思います。

そうです。そうです。
肝腎のことを、忘れていました。
噛むことで、結果、食事の量は減ります。
しっかり噛みますので、満腹中枢が刺激されます。

これが一番のメリットかもしれませんね。

今日は、こういうオチで閉めたいと思います。
以上、タンポポ東洋はり灸院でした。

余談ですが、下の亀は、昔職場の店長が拾って来て、飼うことになった亀(クサガメ)です。
少しの期間だけ、飼って、祖母から亀はちょっとと言われ、泣く泣く、拾ってきた辺りの、こちらの池に帰しました。本当に懐かしいです。
亀や、爬虫類の苦手な方は、本当にすみません。

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